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キムラシンゴ/shingo kimura
作家名:詩太(うーた)
詩人/アーティスト
福岡県出身、1987年生まれ。

6年間保育士として勤務後、詩人・アーティストとして独立。「穏やかな時間」をテーマに、詩や絵や言葉や架空の旅人の物語の創作・表現活動をおこなっている。活動は、アクリル画・デジタルペイント・詩・壁画などの創作、県内外での個展開催、詩集出版、題字制作、ライブペイント出演、講演、子ども向けワークショップ開催など様々。

奇跡の笑顔と出会った話。

奇跡の話をします。

先日の個展で一人の男の子と出会いました

3歳の男の子。

お父さんに抱っこされたその男の子は

700gにも満たない体重で産まれてきました

指は爪楊枝くらいの太さしかなく、全身は大人の両手にすっぽりと収まるくらいの大きさだったそうです。

でも、彼は強く生きていました。

産まれてからの4ヶ月間は、

NICU(新生児集中治療室)で過ごしました。

1歳半くらいの時、ウイルスが脳に入ってしまい、急性脳症になってしまったそうです。

命は助かりましたが、後遺症が残りました。

筋肉の緊張、
そして、
男の子は「笑う」という機能を失いました。

脳は、一度損傷すると回復はしないと聞いたことがあります。

でも、奇跡が起こりました。

それから5ヶ月後、男の子が急に笑ったのです。

偶然にもその日は男の子の誕生日の朝だったそうです。

まさに奇跡です。

症例がなく、医者さんも驚いたそうです。

僕が個展会場で会った時、

その男の子はニカーッて笑っていました。

その奇跡の笑顔を見て、人間の可能性ってすごいな、人間を諦めちゃいけないなって思いました。

奇跡は起こるんだなって思いました。

ここからは、僕の想像と考えになるけれど、その奇跡が起きた理由について

「親は何もできないから、ほんとに笑いかけるくらいしかできなかったからね。」ってお母さんが言ってました。

小さく産まれてきた息子がさらに脳に傷を負って、ものすごくショックだったはずです。

でも、小さくても、傷を負っても、笑顔を失っても、今いるその子の事を受け入れて、両親がたくさんの笑顔で包んであげたんだと思います。

「かわいそう」とは、思ってなかったはずです。

「かわいそう」って辛そうな表情で見つめる時間よりも、「愛してるよ」って笑顔で見つめてる時間の方がきっとはるかに長かったはずです。

きっと、奇跡の理由はそれだと思ってます。

病気になって、障がいをおって「かわいそう」という感情を越えるまでには、ものすごい葛藤もあったと思うしものすごいエネルギーも必要だったと思います。

でも、それを越えてきた3人家族は、とてもとても強く優しく、そして幸せそうでした。

これからも応援してます。
健やかな成長を願ってます。

出会ってくれて、ありがとう。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 私の職場の子たちも500gや600gで生まれてきた子たちが居ますが、小学生に上がってたり、四歳になったり…身体は小柄ですが、一生懸命に生きてるんだなぁと思うし、日々成長を感じます‼︎
    いろんな子がいて、いろんな家庭があるけど、それを支えられる人間になりたいなと思います(*´∀`*)

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