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キムラシンゴ/shingo kimura
作家名:詩太(うーた)
詩人/アーティスト
福岡県出身、1987年生まれ。

6年間保育士として勤務後、詩人・アーティストとして独立。「穏やかな時間」をテーマに、詩や絵や言葉や架空の旅人の物語の創作・表現活動をおこなっている。活動は、アクリル画・デジタルペイント・詩・壁画などの創作、県内外での個展開催、詩集出版、題字制作、ライブペイント出演、講演、子ども向けワークショップ開催など様々。

Story『片羽の蝶々』と詩展での忘れられない出来事

Story『片羽の蝶々』

 

あるところにとっても仲良しなアゲハ蝶の親子がいました。

お母さん蝶々は森いちばんの美しい羽をもったアゲハ蝶。
子ども蝶々の名前はハナちゃん。

実は片方の羽が生まれつきもう片方の羽の半分くらいしかありません。

でもね、

ハナちゃんはとっても明るくっていつもニコニコしてるんだ。

そんなある日、
森の幼稚園にお母さんがハナちゃんを迎えに行った時のこと。

小さなクラスのカナブンくんがハナちゃんにこう言ったんです。
「なんでこっちの羽がないと?かわいそう…」

作り笑いして困っているハナちゃん。

すると、お母さん蝶々が優しい口調でカナブンくんにこう話し始めました。

「あのね、ハナちゃんの羽はね、無いんじゃないんだよ。

これが生まれたときからハナちゃんの羽なの。
この羽でお空も飛ベるし
ひらひら踊ったり、何だってできるの。

だからね、かわいそうだなんて思わなくていいのよ。ありがとうね。」

そして、

2匹でー緒に飛んでおうちに帰って行ったんだ。
もちろんハナちゃんのぺースでね。

そのときのお母さんの言葉と

ハナちゃんの幸せそうな表情が忘れられないんだ。

子どもは親を選ベないっていうけど、
ハナちゃんはきっと

お母さんを選んで生まれてきたんだろうなって
心からそう思ったんだ。


 

 

実は・・・

 

このストーリーには、モデルになった親子がいます。

その親子が先日の詩展「彩々-iroiro-」に来場してくれました。

会話はしたけど「片羽の蝶々」についてはお互いに触れることなく会場を
あとにしていった2人。

でも、少女のメッセージは強い決意と共に感想ノートに綴られていました。

 

片羽の蝶々

 

 

感動しました。

まだ小さな女の子がこんなー言を言えるなんて。

やっばり、親が育てたように子は育つんだ

この家族を心から尊敬します。

またーつ大切なことを学びました。
ありがとう。
ハナちゃんとご家族の幸せを願って。

片羽の蝶々

2015.9/12 詩太

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