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キムラシンゴ/shingo kimura
作家名:詩太(うーた)
「穏やかな時間」をテーマに、詩や絵や物語の創作を行う詩人・画家。

詩から始まった創作活動は、水彩画・アクリル画・デジタル画・物語の創作へと表現の幅を広げ、さまざまな手法を用いて温かな世界観の作品を創り出す現在のスタイルに至る。

創作以外にも、これまでに30回以上の個展開催、詩画集出版、ライブペイント出演、人権講演、子ども向けワークショップ開催など精力的に活動を行っている。

福岡県出身、1987年生まれ。

『ささくれ』この手は心臓に繋がっている

ささくれ

手

 

中指の先に
小さなささくれが刺さった

目を凝らさないと
見えないくらい
小さなささくれ

抜こうと指をぐっと押さえた

その時だ

中指の痛みと同時に
心臓がピキッと痛んだのは

もう一度中指を押さえて
確かめてみる

やっぱりピキッと心臓に響く

そうか
指先と心臓はつながっているんだ
手をつないで感じる温もりも
そっと触れた赤ちゃんのほっぺの温もりも
手書きで綴る手紙の温もりも
人をたたいてしまったあとの心のズキズキも

指先と心臓がつながっているからなのか

命の鼓動が
心の温もりを
指先に伝えているからなのか

 

 

2015.6/28 詩太

手

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