中学3年生のあの日。

 

北九州市小倉北区にある中学校

当時のぼくは、3年4組でした。

 

同じクラスに
仙太郎しもっちという
友達がいました。

 

2人のおかげで
授業中も楽しく過ごすことが出来た1年間。

なぜなら、
授業中に色んな遊びをしていたからです。

 

その中の一つに
こんな遊びがありました。

 

【テーマを決めて詩を書いて回し読みする】っていう遊びです。

 

アホみたいな遊びですが、
授業中、
こそこそとしていた
その遊びが最高に楽しかった。

 

3人の書く詩には
それぞれ得意分野があって

仙太郎ロマンチスト系の詩、
しもっちウケ狙い系の詩、
ぼく擬人系の詩
が得意でした。

 

それぞれの詩を回して読みながら
笑ったり
ツッコんだり
ほっこりしたり

男子3人の見た目からは
想像できないような遊びを
授業中の水面下で繰り広げていたのでした。

なんて健全なんでしょう。

 

しかし、
そんなある日、
事件が起こります。

 

国語の授業中のことでした。

 

いつもどおり
仙太郎しもっち
3人でテーマを決めて詩の
創作を始めました。

 

テーマは『時計』

 

3人の表情は真剣そのもの

賞でも狙っているのでしょうか

 

数分後、
3人による3編
『時計』という詩が完成しました。

 

回し読みの時間が始まります

しもっち
今回もウケを狙ってきました。
最高です…

仙太郎は、
その見た目とは裏腹に
乙女チックで繊細な詩を
書きあげました。
相変わらずクサい…。

ぼくは、
時計から見た男女の恋愛系の詩を
書きました。
ゾッとする気持ちのわるい鳥肌モノでした。

 

いつもはここで笑って
おしまいのはずでしたが

この日は
不意にもう1人リスナーが
参戦してきました。

 

さっきまで
黒板の前で板書していたはずの
上野先生でした。

 

やばい。

 

ここで一番避けたいのは
≪詩の没収≫です。

 

3人以外に
見られていいものじゃないのです。
恥ずかしすぎるから。

この詩は、
なんとしても死守するんだ!

そんな想いが
3人の脳裏を駆けめぐった

 

・・・はずでした。

 

ぼくしもっちは次の瞬間、
目を疑う光景を目にします。

 

なんと、
仙太郎詩を書いた紙
上野先生に差し出しているではありませんか。

しかも、ぼくしもっちが書いた2つを。
自分が書いた詩はしっかりとポケットにしまいながら。

 

その先は、生き地獄でした。

 

上野先生がみんなの前で
没収した詩の朗読を始めたのです・・・

 

これは、いったい何の授業なのだ?

 

しもっちぼくの顔は
夕日のように
真っ赤に染まっていました

その横で
仙太郎は爆笑していました。

 

 

それから約15年

ぼくは現在、
詩人をしています。

 

今思えば、
自作の詩を書いて発表するという恥ずかしさの壁
中3のあの日にぶち破ってしまったのでしょう。

 

ありがとう、仙太郎。

ありがとう、しもっち。

ありがとう、上野先生。

お元気ですか?

 

3人に読んでほしくて
ぼくは今
新しい詩集を作っています。

 

 

そして、仙太郎、
君に
あの日を
償うチャンスを与える為に
クラウドファンディングを始めました(笑)

 

仙太郎、支援待ってます。

ただ、
仙太郎1人に
支援してもらうには規模がデカすぎます。

皆さん、
仙太郎とぼくのあの日の思い出を
美しいプロローグにするために

一緒にご支援していただけないでしょうか?

よろしくお願いします。

 

p.s

仙太郎、しもっち、思い出をありがとう。
ふざけすぎてごめんなさい(^_^)

限りある時間の中でこそ
限りある時間の中でこそ

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ABOUTこの記事をかいた人

詩太 / u-ta

詩太(うーた) 詩人・アーティスト あとりえ~温~ 代表 1987年生まれ 北九州市在住 『詩とArtで人の心と人生(日々)を豊かにする』 『子どもを取り巻く環境の一因として子育てに貢献する』 ということを目標に、表現・活動を行っている。 また、元保育士の経験を活かし、 子どもの将来を支える幼少期の[意欲・好奇心]に火をつけるため【書×こども】という活動を行っている。 死ぬまでにどれだけの人に感動・喜び・温もりを与えられるか挑戦中。