第5回 詩展(うーてん)「明日のための京のうた」レポート
京都での詩展が決まったのは2015年12月末のこと
自分にとって初めての県外での開催となった詩展。
きっかけは、何年も前から応援してくれていた京都在住の田畑さんからの提案でした。
県外で開催してみたいという自分の気持ちが一気に膨れ上がり、
春の開催に決まりました。
会場の手配から予約、宣伝まで自分に代わって現地で動き回ってくれた田畑さんには感謝してもしきれないですm(__)m
昨年12月といえば、古民家をリノベーションして新アトリエを作っている真っ最中。
3月に詩展を開催できるかどうか…たくさんの不安要素を抱えたまま、
まずはいつもどおり先に開催日を3/19~3/24と決めてしまったのでした(^^;
そして1月、なんとか新しいアトリエ【Artspotコト場/あとりえ温】をオープンできたものの…
新アトリエのリノベーションと重なって、
「やばい….個展開催する資金が準備できないかも…」と焦り
そこで、ひらめいたのがクラウドファンディングという資
キングコングの西野亮廣さんが絵本製作のためにクラウド
北九州でも北九州ローカルクラウドファンディングという取り組みがされていたり、
自分もどこかのタイミングで挑戦したいと思っていて、今
仲介サイトは頼らずまずは自分でしてみようと、自身のウ
■実行したクラウドフ
↓
https://poet-uta.com/482-2/
そして、資金の支援を募ってから1週間、まさかの目標金額達成!
最終的には、目標金額の2倍以上が集まるという奇跡(;_:)
本当にありがとうございました!!
■ご支援していただいた方の一覧です。
↓
https://poet-uta.com/
初挑戦のクラウドファンディングでしたが
結果、ほんとにやってよかったです。
詩展を京都で開催できたのはもちろんですが、
クラウドファンディングのメリットは
【資金が集まるってことだけじゃない】とわかりました。
このメリットや充実感は、
実際にしてみないとわからないと思うので
「お金がないから…」と諦めてしまってる人がいたら是非
クラウドファンディングでは
お金よりも得るものがあります。
なんとか資金は集まった!3月!さぁ作品書こう!!
実は今回は新作のイメージが浮かぶ前に
書きたいものというか、
使ってみたい画材を発見したのです。
それがこれ!
アクリル絵の具と愉快な仲間たち!
支援金でこの画材たちを仕入れることから始めました。
使い方なんか知らないよ。
でも、なんかワクワクしたんです。
試行錯誤しながら0から1を作り出す。
そのワクワク感がたまらなく楽しいのです(^^)
自分の引き出しをこじ開けていくのです。
まーず、アトリエにブルーシート張って、スーパー制作熱中モードにして…
キャンバスとなる木のパネルを作ります
ギコギコ ギコギコ…
ペタペタ ぬりぬり…
バンッ バンッ…
乾燥中・・・
白い木のパネルかんせーい(^^)
んじゃあ、アクリル絵の具で描きたいように描いていこう!
春をイメージした色使いで…
指で描いた花束
桜の木。
近くで見ると立体的。
その下には小さな人影。
水彩画風に描いた夜空。
白と黒の間にある色。
乾いたアクリル絵の具をはがしたら花ができたよ☆
アトリエの白い壁は
汚すための白。
同時にステージ衣装制作…
詩展準備中にも、もちろん並行して
名前で綴る言葉のオーダー作品も制作してます!
結果、詩展前は眠れない日々が続きます(^^;
でも、感覚が研ぎ澄まされる感じがするからいいのです。
そんなこんなで、制作終了!京都に向けて出発!
出発直前まで制作に没頭して制作した新作と、
過去の作品合わせて45点を車に詰め込んで、
京都に向けて出発!!
行きは、阪九フェリー!
3月17日の夕方発…
」
初めての大型フェリーにワクワクして
意味もなく何度も甲板に出て強風にあおられて
風邪をひきかけるっていう…
大阪の港に着いたのは18日の早朝でした。
とりあえず大阪梅田らへんをぶらり…
大阪から車で1時間半、
会場がある京都府長岡京市に到着!
キツツキがいたよ(^_^)
そして、18日の14時、
会場の神足ふれあい町家に到着!
搬入、設営開始!
設営が完了したのは夕方過ぎのことでした。
その夜は、ちょうど「京都花灯路」というお祭りがあってたので観光へ…
3時間早歩きでお散歩しました(^_^)
そして3月19日、いよいよ詩展「明日のための京のうた」スタート!
静かな時間の流れる和の空間に
45点の作品が並びました。
素敵な庭園。
晴れた日は、庭園でコーヒーを飲むのが幸せな時間でした(^_^)
45点すべてにタイトルプレートを添えました。
パソコンが壊れちゃって手書きのものもチラホラ…(^^;
幸せのかくれてんてんも一緒に京都へ☆
全く知らない土地での開催、
お客さんは来てくれるだろうかと不安もいっぱいでした。
でも…
たくさんの方々が会場に足を運んでくれました(^_^)
初日に名古屋から会いに来てくれた
詩太(うた)くんと遥生くん。
きっかけは詩展クラウドファンディングでした。
期間中、21日が誕生日で、29歳になりました(^_^)
たくさんプレゼントいただいちゃいました。
しあわせだ(^_-)-☆
京都開催をサポートしてくれた田畑さんと☆
ほんとに感謝です。
最後に、ふれあい町家のスタッフさんたちと。
うどんもコーヒーもおいしかったなぁ(^_^)
いろんな方と出会いました。
いろんな話を聞かせていただきました。
いろんなことを考える時間をいただきました。
たくさんのメッセージをいただきました。
たくさんの宝物をいただきました。
京都に出発する前、
「販売もしないのに京都までいって個展をする意味はあるの?」と言われたこともありました。
うん、意味はありました。
今後の活動の想いを強くさせる経験は、
京都に行ったから、動いたから、できたこと。
まだ今はお金じゃないんだよ。
詩展開催に向けて
協力してくださった方々、
クラウドファンディングで支援していただいた方々、
会場まで足を運んでくださった方々、
本当にありがとうございました!
京都での出会いは、4月の詩展「余白」で作品に姿を変えました。
京都で出会った方から聞いた話、
感じたことをたくさんの方に届けたくて
作品にして展示しました。
一人の大工さんとの出会いから生まれた作品、【フィルター】
心の豊かさと人との関わりを書いた【ぬくもり貯金】
同じ名前の詩太(うた)くんとの奇跡の出会いから思った気持ちを綴った作品【始まり】
見ての通り、自分の作品は、
人が経験したことを自分に置き換えて感じた想いを綴ったものが多いです。
誰かのつらい経験を
そこから学べることを
誰かの幸せな経験を
そこにあるたくさんの幸せの形を
たくさんの人に伝えていきたいです。
そのためにこれからも
人と出逢います。
詩を書きます。
伝えていきます。
言葉を、
支えを、
勇気を、
心を、
温もりを、
気付きを
必要としている人に届けられるように。
まっすぐに強く優しく活動していきます。
また京都で会いましょう。
2016.5/7
詩太
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