「この詩の作者は、哲学的な詩を書くね。自殺を考えてる人がこの作者の詩を読んだら、自殺を止められるような気がする。」
お客さんの会話からそんな声が聞こえてきた小倉城庭園での詩ルエット最終日の夜。
哲学とか勉強した事ないし、自殺を思いとどまらせる事はとてもとても難しい事だとは分かってるけど、本当に一人の命を救える瞬間がいつか来るとするなら、それだけで書き続ける意味があると思う。
そんな事を思いながら、感想ノートをめくるとこんなメッセージが残されてました。
「生きてたから、また会えた。」
ほんとにそのとおり。誰が書いたのかは分からないけど、生きててくれて、また会いに来てくれて、本当にありがとう。
命はかけがえのないものです。
命を持つあなたはかけがえのない存在です。
優しくて真っすぐなあなたにとっては、ちょっと生き辛い世の中かもしれないね。
だからこそ、そんなあなたを応援したいです。
自分自身もたくさんの人に応援してもらって今があるから。
もしも今、あなたが傷ついて苦しんでいるとするなら、それは、あなたの心が優しくて優しくて、人の素晴らしさを信じているという証。…だと、僕は思います。
だから、あなたはあなたのままで生きていい。
それだけで素晴らしい事。
悩みや苦しみを打ち明けることは、とても勇気がいると思います。
でも、きっとひとりじゃないと気付けるはず。
上手く伝えられなくたっていい。
その伝えられない部分を想像する為に、人には想像力や思いやりがあるから。
もし、人に頼るのが苦手だとしたら、頼らなくてもいいと思う。
ただ、独りじゃないってことは忘れないでいてほしいな。
忘れたいような辛い事なんかたくさんあるよね。
でも「忘れたい、忘れたい」って考えちゃうと難しそうだね。気が付いたら「忘れたい」と考えてる事自体を「忘れてる」ような、熱中できる何かが見つかるといいなぁなんて思ったり。
とにかく、僕は、これからも一緒懸命、生きていきます。
何も持ってなかった自分に、あなた達の喜ぶ姿が自信を与えてくれたから。人生をかけた恩返しです。
これから先も出会ってくれた「誰か」の為に「私」を一生懸命に生きていこうと思います。
信念を持って死ぬまで生き続けていこうと思います。
そして、その姿を子どもたちに見せたいと思います。
子どもたちが明るい未来を思い描けるように、先に生まれた大人達には、自分の人生を輝いて生きる義務があると思ってるから。
1009人
小倉城庭園での詩ルエット「一年で三番目くらいに優しい夜。庭園の三夜」が無事に終了しました。
小倉城庭園のライトアップイベント「春花秋月 十六夜庭園」の素敵な空間も相まって、有り難い事に、3日間で1009人もの方々にご来場いただけました。
本当にありがとうございます。
今週26日(金曜日)からは、古民家ギャラリー コト場での【詩ルエット「一年で三番目くらいに優しい夜。古民家の三夜】が始まります。
入場無料です。ご気軽にお越しくださいね。
お一人様でも、誰かと一緒でも。
これを機に、昔の友達を誘ってみるのいいかもしれませんね。
初めての場所に足を運ぶのは不安かもしれません。中身がわからないから。
でも、ご覧の通り、詩ルエットのあったかさは感じていただけたんじゃないかな?
もし、詩ルエット見に行って失敗だったな〜と感じたとしたら、きっとそれすらも成長につながるはず。
きっと「奇跡」って、行動の先にあると思う。失敗したって、ダメだったって、動く事から全ては始まるんじゃないかなって思ってます。
あなたにとって一年で三番目くらいに記憶に残る優しい夜になったらいいな〜と願いながら、ご来場お待ちしています。
よろしくお願いします。
Photo by maruchan
新作詩集『うたういきものずかん2』の予約受付(クラウドファンディング)も残り8日間です。生き物達の心を想像しながら約50編の詩を書きます。もし、興味がある方はコチラから詳細をご覧ください。よろしくお願いいたします。
詩ルエット「一年で三番目くらいに優しい夜。古民家の三夜」
2018年10月26・27・28日 18:00~22:00 観覧無料
会場:古民家ギャラリー コト場
〒803-0855 北九州市小倉北区竪林町6-16
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