『もしも、消しゴムに心があったら…』
30歳にもなって、
そんなことを真剣に考えている。
昔も今も必ず筆箱に入ってる文房具の代表格。
『消しゴム』
※正式名称は『字消し』
間違えた字や絵を
消してくれるすごいやつ。
人間に対する
貢献度はきっと半端じゃない。
ところが、
ぼくは人生の中で消しゴムを
最後の最後まで使いきった記憶がない…
単純に、なくしたり
ちぎって消しゴムミサイルにしたり
廊下の端から端まで使って行う「消しゴムサッカー」の球にしたり…
何度も助けてくれた消しゴム君に
散々な最期を迎えさせてきました。
カバーの中に願い事書いて最後まで使ったら
その願いが叶うっていう噂もあったっけ?
それなのに
最後まで使いきったことがないのです。
消しゴム君、今までごめんなさい。
でも、そんな経験してきたのは、
きっと僕だけじゃないはず。
そこで・・・、
どうやったら子どもの頃から
消しゴムを大切にできるか、
考えてみた。
疑問と仮説
考えてると1つ疑問が浮かんだ。
「物を大切にしましょう」と
よく言うけれど、
人は「大切にしようね」って言われたから「大切にする」のだろうか??
そもそも「大切にする」って行為自体に
人それぞれの考えや手段が含まれてるから
伝わりにくい気がする。
人は、その物を大切にする理由をみつけた時
初めて大切にしようって思えるんじゃないだろうか?
たぶん、
“人から「大切にしましょう」って言われたから”
っていう外から決められた基準は理由になりにくい。
じゃあ、
自分の内側から「大切にしよう」って思える理由を
芽生えさせることは出来ないかな?
色々考えたけど、ぼくは、
物を大切にする方法や理由を伝えるより
単純にそれを「好きになる」方が
早いんじゃないかなと思った。
「消しゴムを大切にする理由を理解する」→「大切にする」
ではなく
「消しゴムを好きになる」→「大切にする」
っていう流れ。
その流れを作りたいと思った。
『もしも消しゴムに心があったら…』
そこで、ぼくは、
消しゴムに心を宿してみた。
想像してほしい。
もしも、消しゴムが
こんなことつぶやいてたらどうだろう?
ちょっと
愛着がわかないかな?
ちょっと
好きにならないかな?
ぼくは今
いろんな物の気持ちを
想像している。
あの曇ってどんな気持ちだろう?
鉛筆ってどんな気持ちだろう?
ふでばこってどんな気持ちだろう?
道端の石ころはどんな事考えてるんだろう?
あの信号ってどんなこと言いたいだろう?
気持ちを想像することで
今までよりも
ちょっと好きになる。
それが結果的に
物や自然を『大切にする』ことに
繋がる。
もしかしたら
その想像力が
人を大切にすることにも
繋がるかもしれない。
そこで・・・
そんな現象を起こせたらいいなと思って、
1冊の本を作ることにしました。
『うたう ものことずかん』っていう本です。
『もの』や『出来事』たちの想いを想像して書いた
絵と詩をギュッと詰め込んだ詩集のような図鑑。
クリスマスに出版・お届けできるように制作中…。
制作と同時進行で
制作費のご支援&サイン入り完成本のご予約を
CAMPFIREというサイトで募っています。
[btn class=”bg-yellow big lightning”]詩人が作る今までにない図鑑《第2弾!》モノ・コトの想いが詰まった【ものこと図鑑】[/btn]
そして、
もし完成した『うたう ものことずかん』を
読んでみたい!子どもに見せてあげたい!って
思ってくださった方は、
ぜひご支援・ご予約をよろしくお願いいたします!
ちなみに、前作『うたう いきものずかん』は全96ページ公開しています!
↓
[btn class=”big lightning”]《うたう いきものずかん》 全96ページ公開します!たくさんの人に届いてほしい! [/btn]
前作を超える作品になるように頑張りますので、
『うたう ものことずかん』制作プロジェクトに
ご協力よろしくお願いいたします!
[btn class=”big”] 詩人が作る今までにない図鑑《第2弾!》モノ・コトの想いが詰まった【ものこと図鑑】[/btn]
詩太
コメント